「雷桜」見に行きました [文学]

映画「雷桜」を家族で見に行きました。
家族で見に行く映画は、原作を「私」→「娘」→「夫ちゃん」と読んでいて
映画になるんだ~!と盛り上がり見に行くというパターンがほとんど。
「鴨川ホルモー」も「食堂かたつむり」も。

P1040272.JPG



でも今回は原作を読んだのは私だけで
しかも、映画を見ようと思ってから原作を読みました。
どこかの雑誌で(ダヴィンチだったかな?)蒼井優ちゃんが原作読んで
機会があるたびに「雷桜」いいよ、映画にしたいねと言っていて
それが実現したという記事を読んで気になっていたのです。
その上
このブログにもよく遊びにきていただいているLeafさんが映画のタイトルを描いたというではありませんか!


原作と映画は違うとは聞いていましたのでよけい原作は読んでおきたかったのです。



映画を見て
原作未読の二人は、そのままラブストーリーとして話を捉えていました。
私は、原作の、市井の人々の一人一人の描写が書き込まれている感じのほうが
時代小説的として面白いと思いました。



雷桜は雷(遊)の桜ですが、小説の中では桜は助次郎の桜でもあり、助左衛門の桜でもあり、又おやじ様の桜でもあったのです。
遊が山から下りてきて、村人や瀬田家の人々と確執があって、それをひとひとつ乗り越えていく。人とのつながりみたいなものが小説では感じられ、遊の人となりも、そこで具体的な深みを得ていると思います。

でも映画では二人に焦点を当てた物語。ロミオとジュリエットにたとえるのはどうかな?とも思ったのですが
それはそれで、
小説を読んだ人のイメージがそのまま美しい映像になって迫ってきました。
ラストはもしかして映画は違うのか?
と思いつつ見ていましたら、同じラストシーンで、

しかもこれはさすがに映像で見せられるとぐっと来ます。



蒼井優ちゃんのりりしい姿見て欲しいです!
タグ:雷桜
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leaf

観て下さったのですね!
私はこの作品も含め、本業はマットペイントという合成作業なのですが
今回は成り行きでタイトルも書かせていただきました。
原作があまりに情緒豊かで凛として美しいだけに
20代向けに書き直した(らしい)現代的なシナリオが
果たしてどれだけの人に受け入れられるのか否か心配でしたが
美しい映像とおっしゃっていただきホッとしました:)
ありがとうございます!
by leaf (2010-11-20 10:58) 

madamM

leafさんコメントありがとうございます。
そういうお仕事されているんですね!美しく幻想的な(表現が貧しくてすみません)映像でした!
by madamM (2010-11-20 23:53) 

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