植田正治写真展へ

植田正治写真展が埼玉近代美術館で始まったので、早速夫ちゃんと行ってきました。1月23日までなので、年明け早々にでも行かないと行きそびれるねなんて言ってたのですが、午後時間があいたのでじゃあ行くかぁということになりました。
植田正治氏の写真は東京写真美術館でもおなじみですし、
写真に興味のないかたでも、砂丘に人が並ぶ、黒い雨傘や山高帽が小道具として用いられている写真見れば、あ～あの写真ねっと思う写真を撮られていた方です。

今回の写真展では彼の没後見つかったネガの束から,１０点のニュープリントを制作して展示公開されています。
植田氏独特のシュールな作り込まれた作品以外にも、新婚の頃から撮り続けていた夫人のポートレートや子供たちの日常も発表されています。
「浜辺にて」「運動会」という８ミリビデオも楽しいです。


キリコやマグリットのような作品は好きです。
乾いた寺山修司（乾いていたら寺山修司とは言わないか）
狐の面をかぶった子供。
砂丘に埋もれるようにうつむく着物の女。
勿論好きです。

でも

やはり夫人のポートレートがいいです。

はにかんだような表情も

つくられているのに人形のようじゃない
愛を確かに感じている視線がまっすぐにこちらにむかっている。

それらの没後見つかったネガの中から夫人を中心として２００７年に編纂された写真集「僕のアルバム」
買っちゃいました。

上の写真でわかると思いますが、リアルアンティーク着物写真です

帯締めが太いわ～。
振りが長いわ～。

その意味でもうふふ～なんです。

今日は久しぶりに夫ちゃんがニコンを持ってきました。

以前にも書きましたが、このカメラは私の父が使っていたもの。

タグ：植田正治 写真展 ポートレート

コメント 6

チラシの写真　なるほど　乾いた寺山って感じでやすね、解りやす(◎o◎)b
by ぼんぼちぼちぼち (2010-12-23 21:48) 

いいですね。ご夫婦でお出掛け。うらやましいです。
カメラも大切にされて、仲のいいご家族の様子が伝わります。
by asaka (2010-12-23 22:39) 

ぼんぼちぼちぼちさんコメントありがとうございます。乾いてたら寺山ではないかもですが、ジャンケン戦争やトマトケチャップ皇帝のような乾いたシュールさも有りかな…と。
どちらも郷土に密着した作り込んだ作品でありながらイメージは真逆なところが面白く感じました。すごくモダンなんです。
by madamM (2010-12-24 20:58) 

asakaさんコメントありがとうございます。
仲がいいとか、何かそういう感じじゃないんです。茶のみ老夫婦感漂う感じです(笑)
by madamM (2010-12-24 21:04) 

植田正治氏の写真は良いですよね。
私は現在のようにパチパチやりだしたのは1年位前からですが
初めてカメラを買った、うん十年前に植田氏の存在をしりました。
真似しようにも、とてもとても・・・
旦那様？良いカメラお持ちですね！（笑）
by akipon (2010-12-25 00:46) 

akiponさんコメントありがとうございます。
夫は道具に凝って写真を撮る人ではなく、長くあるものて気に入ったものを使いたい人のようです。古いライカもあるのですが(これもいただきもの)好みでないらしくしまわれたまま。ニコンとトイカメラのロモばかりです。もちものにも個性がでますよね。
by madamM (2010-12-25 15:07)