ブルーローズ [花]
ブルーローズ。花言葉は不可能。
昨年発表された世界で最も青い薔薇の花もパープルに近い色でした。まだまだ、花の世界ではブルーローズは不可能であり、人々の夢をかきたてるもののようです。
初めてこの花言葉を知ったのは小学生のころ。1970年代。父と薔薇を買うため、安行という植木の産地に行った時のことでした。父はその頃新しい品種として人気のあった「ブルームーン」という園芸種を購入して、私に
「青い薔薇はまだ誰にも作られていないんだよ。これが今ある最も青い薔薇なんだ。」
と教えてくれました。
その薔薇は青というより、藤色に近いものでしたが、私はその「ブルームーン」というネーミングにすっかり魅せられてしまいました。それからこの薔薇は毎年我が家を彩るものとなりましたが、父が亡くなって世話が出来なくなり処分してしまいました。その際、挿し木をして、我が家にもブルームーンが何年か咲きました。やはり、体力がもたなかったのかいつの間にかそれも枯れてしまいました。
ブルーの薔薇はやはり夢のままでいいかなと思うのは私だけでしょうか。
着物の世界ではいくらでも不可能が可能になります。
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