中村かをるさんの帯展へ [着物]

中村かをるさんの帯展につるさんと行ってきました。

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 かをるさんとはwingさんの新年会でお知り合いになりました。自作の帯展を開く予定なのということは伺っていました。そして、素晴らしい古布のコレクションをお持ちなのも色々な所からお聞きしていました。ですからどのような帯に生まれ変わっているのかわくわくしながらでかけました。
 ギャラリーは古いレトロなビルの一室。江戸川乱歩か、京極夏彦か、はたまた林海象の映画のよう。一歩ビルの中にはいるとセピアカラーの世界が広がっています。明智探偵が隣のドアを開けて出てきそう。
冷ややかな階段を上ってすぐの部屋がかをるさんの個展の会場でした。


 帯は、それはもう締めるのがもったいないような布たちばかり。額装して飾っておくレベルの布たちが帯になっているのです。素晴らしい刺繍。素晴らしい型染めの技術。そしてそれらを120パーセント生かすよう工夫され、考えられた構図と裏布。つるさんと二人でふあ~っとため息ついて拝見しました。
 これらの帯は購入可能ということですが、手に入れても、もったいなくて締められそうにありません。染みの一つでもついたらどうしよう、変な力入れてぺキっといったらどうしよう。でも、こんな帯をさりげなく身につけられたら素敵でしょう。かをるさんなら似合うかも…そんな方です。
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他にもモダン柄、和更紗など着物好きにはたまらない帯たちが展示されています。
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この個展は6日土曜日までおこなわれています。アンティーク着物好きのかた必見です。

かをるさんのところに行くからと今日は大人の装いにしました。着物は叔母の形見です。私を飛び切り可愛がってくれた伯母ですが、当時は私が着物を着る日が来るなどと思ってもいなかったので、着物は差し上げてしまったものが多く、死後、母経由で私に譲られたのは数枚でした。その中の一枚です。伯母の字で「単衣真綿結城」と書かれた畳紙は古くなり、よれよれしているのですがどうしても捨てられません。
帯は何度も締めてる紬のもの。去年の秋初めて自分で買った帯です。型染めも大好きです。着物を着る前のことですが、沖縄にはまっていたとき沖縄の美術館で紅型や工房を何度も訪ねました。織りの着物や帯もずいぶん見ました。勿論宮古上布や芭蕉布も。その頃から多分少しずつ私の中のきものDNAがうごめきだしたのでしょう。
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つるさんと急いでランチして、お店で今日の装い写真とっていただきました。
かをるさん、つるさん素敵なひとときありがとうございました。
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