深堀隆介・金魚浴に行きました [アート・着物]

アンティーク着物仲間にお誘いを受けて、深堀隆介氏の金魚浴を見に行きました。

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深堀隆介は金魚絵師!?
ご本人は「デザインでもなく工芸でもない中庸が好き。」
とおしゃっていました。
確かに絵画なのだけれど
オブジェのようでもあり、
工芸品のようでもあります。

この日は初日ということで、アートショップガラス面に公開製作がありました。

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私はその後のレセプションパーティーから出席したのですが
poko姐さんとワイン片手に
なんで金魚なのにあんなにエロいのかなあ
などと大人の会話で盛り上がってしまいました。


そうなんです。



和金の愛らしさもさることながら

金魚の長い尾のひらひら感…

すーっと伸びた尾をつかまえようとしても
するりと逃げていくような
それでいてその気があれば纏わりつくような
優雅な動きを想像させる透明感

モンちゃんさんが
クリムトを連想すると言っていました。

深堀氏のお話の中で特に印象的だったのが

実際に飼っている金魚たちは動いているのでスケッチできない。 全ては自分のイメージだけで描いている。 時分の脳の中で生きている子たちを描いてる。 実は この子達を手に取ったり、スケッチできるのは 死んだ時だけなんです。 死んで動かなくなって初めて手の上に載せてみて そしてそれまで気づかなかった鱗の形になんて気づく。 そしてスケッチできる。 そういう子が僕の脳の中には沢山いるんです。


ああ、
エロスとタナトス

それがあの金魚たちに溢れているんだ。


金魚浴は6月13日まで。
東京国際フォーラムB棟1階アート・ショップ内で。






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