日本の型染め展へ [美術館]

先週は美術館ウィークでした。
この日は文化学園服飾博物館へ「日本の型染」を見に行きました。

私が着物を着るようになったきっかけのひとつは
日本各地の染め織りに興味があったということです。
手仕事が好き!ってことです。
特に沖縄。
各島を訪ねて、紅型をはじめ、ミンサー織りや花織り、宮古上布、芭蕉布など
すばらしい手仕事の数々を見せていただいたり
工房での織りの体験は着物への興味を大きくさせました。
紅型の歴史を博物館でじっくりみて工房でその工程も見て来ました。
型染めはシンプルだけど奥が深いですよね。

P1040137.JPG


注染の浴衣をはじめ、半纏など庶民の型染から三井家の衣装、袴、婚礼衣装、
紅型はもちろん、現代の型染め作家までバラエティー豊かな型染めがそろっていました。
その中でもキラ星のごとく輝いていたのが
三井家の「祝着」ベビードレスです!
三井の紋と宝尽くしを真白な絹(今でも黄ばんでません!)に金箔で摺箔している祝着。
よだれまみれの赤ちゃんにこれを着せる豪華さ。


関口信夫、熊谷好博子といった作家の着物も並びます。
関口信夫の作品「佐渡風物」すばらしいです。
型染めなのに、波、貝、漁師小屋、小船、網が着物の上を自由自在な表情で染められています。


大正末から昭和初めの襦袢はアンキモさんたちが欲しがるものばかり。
霞につりがねそうという大正ロマンのモチーフや摩天楼とタイプライターというモダンなものも。


陣羽織が、ベージュに小さな黒の瓢箪の型染めで、ぱっと見レオパード柄に見えたり
具足下の文様が丸紋の龍(大好きなんです!)だったり
なんだかオトコの粋が感じられるわ!と一人ニヤニヤしながら見ていました。


P1040120.JPG




さすが文化学園。エントランスもおしゃれでモダンでした。

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コメント 6

asaka

長女が着物の専門学校に通っています。
この文化学園博物館も何回か行ったことがあるようです。
さかのぼってブログ拝見しました。
素敵な着物姿、帯などに娘感動でした。
アンキモって何?という私に上から目線で(娘の方が背も高い)
アンティークきものと、、、、そうですね、言われれば。
目の保養になりました。
by asaka (2010-10-29 21:26) 

itomaki

こんにちわ。だいぶお出かけしているようで、うらやましいです。
型染め展12月までやっているみたいなので、時間を作って行ってみようと思いました。
by itomaki (2010-10-29 21:41) 

madamM

asakaさんご訪問&コメントありがとうございます。asakaさんのスモッキングが良いな~と思ってniceさせていただきました。娘の母だったり読書好きだったり共通点もあるなと読ませていただいていたら思いがけなくコメントいただきとても嬉しいです!
今後とも宜しくお願いします。娘さんの成人式楽しみですね!
by madamM (2010-10-29 22:21) 

madamM

itomakiさんコメントありがとうございます。
先週は仕事の関係で午後休みを取りやすかったのです。その代わりフリマの日はまんまと休日出勤になってしまいました。
by madamM (2010-10-29 22:32) 

☆chiron☆

madamMさん、とても好奇心旺盛な方ですね。
だから、色っぽいながらも溌剌とした雰囲気があるのですね!
見習わなければ!

文化学園服飾博物館、型染め展をしてるのですね^^
明日新宿に行く予定があるので、行ってみようかな。
前回の更紗展は行ったんですが、文化学園服飾博物館はゆっくり見れるので好きです。

ところで、沖縄の布は私もとても心惹かれます。
あの、独特の風合い。。。
大正生まれの沖縄出身の亡くなった祖母が、良く話してくれました。
嫁入り道具として、宮古上布・芭蕉布・紅型は必須アイテムだったとか。
特に芭蕉布は気に入っていて、沖縄戦で家が全焼、全てを失った後、数十年後に買い求めようとした時はあまりにも高価になっていて手が出なかったと、とても残念そうでした。いつか芭蕉布(さすがに無理かな?笑)を着てお墓参りに行けたらなと思ってます。
布の世界は奥が深い!
これから勉強していきたいな~^^
by ☆chiron☆ (2010-10-30 16:15) 

madamM

☆chiron☆さんコメントありがとうございます。好奇心ばかりで何にでも足を突っ込んでしまいます。でも手仕事が好きなのは確かみたいです。
沖縄、しばらく行ってないので行きたいな~と思います。
by madamM (2010-10-31 20:35) 

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