帯留め話は尽きることなく [着物]
昨日の記事の日から一週間。
またまた丸山さんにお会いする機会を得まして再び帯留の話。
先日は「ゆか里」さんのお話が多かったのですが
この日は丸山さんのお話。
帯留めの歴史や作家の話はもちろん
丸山さんご自身の好みやこだわりもお話してくださいました。
着物雑誌「七緒」に登場した時には、
富岡八幡宮の骨董市で掘り出し物を発見したという記事だったのですが
「そんなことは本当にあるのですか?」
という素朴な疑問。
私クラスの人間でも、年に一度あるかの掘り出し物。
丸山さんが「おお~!」と思えるようなものが、骨董市にあるのか?
あったそうです
骨董市で、他の道具類に交じって置いてあったボロボロになった煙草入れ。
飾りの部分も緑青がでて汚くなっていたそうです。
購入してお手入れしてみると、
有名な作家の、しかも、非常に「出来のいい」ものだったそうです。
「すごく嬉しかったなぁ~」とおっしゃる丸山さん。
丸山さん、私もその気持ちわかります!と
思わず手を取ってしまいま…せんでしたが
発見する喜び
やはり、ココが骨董市に惹きつけられるところなんですよね
まあ、コレ来てるかも~という目利きとしての勘は必要だとは思いますが
そういうこと、ホントにあるのですね。
丸山さんをして、ちょっと良いかな(=私達レベルなら素敵!)くらいなら
骨董市でも見つかるとのこと。
(じゃあ、私は何を見てるんだ~~~)
アンティークモールのケースに並んでいる商品も、そんな出身のものあるようですよ。
ひとつだけ
フットワークが軽い!
は絶対条件。
めんどくさがっていると巡り会えないって何でも同じでしょうか。
丸山さん自身は本物より大きいものは好みでないそうです。
でっかい桜とか、実物以上の梅とか。
品がないからという理由。
なんかわかる気がする。
あと、モチーフの珍しさというより細工、仕事の技術の繊細さが重要。
細部にわたる細工の技術や、彫りのキレ、繊細さがポイントというところに
収集家としての丸山さんのこだわりを感じます。
私などは、着る人目線ですから「可愛い~」とか「このモチーフの着物に合わせたい~」
が選ぶ基準になってしまいます。
最近は帯留以外に小さな飾りのついた簪も集めているそうで
帯留め以上に面白い意匠のものがたくさんあるそうです。
小さな小さな「植木ばさみとペンチ」のついた簪。
植木屋さんのご主人が奥さんに送ったのでしょうか?
「おい、かかあ、ほれよ、ちょっと仕事引き受けたからよ。」
(なぜか、イメージは江戸っ子な感じになってしまいます)
市井の人間のちょっとした遊び心
東京が江戸だったころを思い出させるような職人の心意気。
小さな蓮は傾けるとゴマより小さな実がでる仕掛けになっていたり。
帯留め作家の仕事とはまた違う手わざの歴史が見えます。
贅をつくした精巧な金細工の帯留と
庶民の日常を彩る名もない職人の簪
どちらも話をお聞きしていると楽しくて楽しくて時間を忘れますし
日本の伝統や歴史にもっと触れたくなってきます。
この日のコーデは骨董市揃え。
川越の骨董市で買った紬は薔薇柄。
帯はボトル柄のハギレを仕立てたもの。
帯留めも川越で買った「スズラン」モチーフです。
またまた丸山さんにお会いする機会を得まして再び帯留の話。
先日は「ゆか里」さんのお話が多かったのですが
この日は丸山さんのお話。
帯留めの歴史や作家の話はもちろん
丸山さんご自身の好みやこだわりもお話してくださいました。
着物雑誌「七緒」に登場した時には、
富岡八幡宮の骨董市で掘り出し物を発見したという記事だったのですが
「そんなことは本当にあるのですか?」
という素朴な疑問。
私クラスの人間でも、年に一度あるかの掘り出し物。
丸山さんが「おお~!」と思えるようなものが、骨董市にあるのか?
あったそうです
骨董市で、他の道具類に交じって置いてあったボロボロになった煙草入れ。
飾りの部分も緑青がでて汚くなっていたそうです。
購入してお手入れしてみると、
有名な作家の、しかも、非常に「出来のいい」ものだったそうです。
「すごく嬉しかったなぁ~」とおっしゃる丸山さん。
丸山さん、私もその気持ちわかります!と
思わず手を取ってしまいま…せんでしたが
発見する喜び
やはり、ココが骨董市に惹きつけられるところなんですよね
まあ、コレ来てるかも~という目利きとしての勘は必要だとは思いますが
そういうこと、ホントにあるのですね。
丸山さんをして、ちょっと良いかな(=私達レベルなら素敵!)くらいなら
骨董市でも見つかるとのこと。
(じゃあ、私は何を見てるんだ~~~)
アンティークモールのケースに並んでいる商品も、そんな出身のものあるようですよ。
ひとつだけ
フットワークが軽い!
は絶対条件。
めんどくさがっていると巡り会えないって何でも同じでしょうか。
丸山さん自身は本物より大きいものは好みでないそうです。
でっかい桜とか、実物以上の梅とか。
品がないからという理由。
なんかわかる気がする。
あと、モチーフの珍しさというより細工、仕事の技術の繊細さが重要。
細部にわたる細工の技術や、彫りのキレ、繊細さがポイントというところに
収集家としての丸山さんのこだわりを感じます。
私などは、着る人目線ですから「可愛い~」とか「このモチーフの着物に合わせたい~」
が選ぶ基準になってしまいます。
最近は帯留以外に小さな飾りのついた簪も集めているそうで
帯留め以上に面白い意匠のものがたくさんあるそうです。
小さな小さな「植木ばさみとペンチ」のついた簪。
植木屋さんのご主人が奥さんに送ったのでしょうか?
「おい、かかあ、ほれよ、ちょっと仕事引き受けたからよ。」
(なぜか、イメージは江戸っ子な感じになってしまいます)
市井の人間のちょっとした遊び心
東京が江戸だったころを思い出させるような職人の心意気。
小さな蓮は傾けるとゴマより小さな実がでる仕掛けになっていたり。
帯留め作家の仕事とはまた違う手わざの歴史が見えます。
贅をつくした精巧な金細工の帯留と
庶民の日常を彩る名もない職人の簪
どちらも話をお聞きしていると楽しくて楽しくて時間を忘れますし
日本の伝統や歴史にもっと触れたくなってきます。
この日のコーデは骨董市揃え。
川越の骨董市で買った紬は薔薇柄。
帯はボトル柄のハギレを仕立てたもの。
帯留めも川越で買った「スズラン」モチーフです。
久々にコメント!失礼します♪
素敵なお話に読んでてわくわくしちゃいました!
「嬉しかったな〜」という丸山さん、本当に帯留めがお好きなのですね〜、とっても気持ちが伝わってきちゃいました!
こっちまでにこにこしちゃう!
私も「発見する喜び」が大好きです♪
by まこも (2012-03-01 03:33)
まこもちゃんコメントありがとうございます。
ホントに時間を忘れるほど楽しいお話でした。
その私の感動をなんとかブログで伝えたかったのですが、伝わりました?
またまた骨董市に行きたくなりました!
by madamM (2012-03-01 17:38)