バーナードリーチ展へ [お出かけ]

日本橋高島屋に「バーナードリーチ展」に行ってきました。

副題は「日本を愛し、日本に愛された、芸術家の軌跡」です。

これは、この展覧会を監修された

国立近代美術館工芸館の主任学芸員、諸山正則氏によるものだそうです。

その「日本を愛し、日本に愛された」お話が聞けるということでトークショーの時間におじゃましました。

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バーナードリーチが滞在した、出雲、福岡、大分での彼のビジョンや、
現地の職人たちへ与えた影響、彼自身の作品についてなど
一時間弱、スライドを使ってのお話を聞いてきました。

さいたまに住んでいる私にとって益子焼はなじみ深い日用の焼き物です。
うどん屋(埼玉には蕎麦屋とともにうどん屋も多いのです。)
でつかわれている器は益子焼が多いですよね。

娘がまだ小さかった頃ですから10年以上前でしょうか、
大分県の日田に旅行に行った時
小鹿田焼きの記念館を見学しました。
濱田庄司や河井寛次郎の名前を当然のように出したら
びっくりされて、とても喜ばれたのを覚えています。
小さな子供連れの若い夫婦からその名が出たからでしょうね。

もともと私は食器に関しては完全和モノ派です。
イギリスやフランスの食器はあまり興味なく
せいぜいダンスクやイッタラといった北欧モノ。
若いころは、武骨な焼き物が好きだったんです。



用の美を追求した民芸運動。


バーナードリーチはその一端を確かに担っています。

もともとは日本の焼き物にはジャグのような取っ手がついておらず
取っ手をつける焼き物を指導したのがバーナードリーチで
しかも、そこから伝えられた焼き物の取っ手にも、作家や産地によって
それぞれのスタイルがあるのだそうです。

そしてリーチの描くさらっとした筆遣いの動物たち。

チラシになった麒麟のモチーフのお皿は「ガレナ釉筒描グリフォン文大皿」
西洋ではよくあるモチーフなのだそう。
ハリーポッターの「グリフィンドール」ってここから????
ウサギあり、ヤギあり、さかなあり
モチーフも多彩です。

DSC_0674.JPG





陶器は重いので、30代半ばからは食器は磁器派で主に染付を愛用していましたが
また、ちょっと焼き物にも興味が湧いてきた感じです。




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